つるがや元気会健康講座「地球は大きな薬箱~意外と身近な薬箱」開催

2017年07月24日


つるがや元気会健康講座「地球は大きな薬箱~意外と身近な薬箱」が7月21日(金)鶴ケ谷市民センターで開催され72名の方が参加致しました。
本年も講座のために千葉県市川市の特定非営利活動法人HAB研究機構の鈴木聡先生と千葉大学環境健康フィールド科学センター池上文雄先生に講師としておいで頂きました。
はじめに鈴木先生より「脳梗塞の四方山話」のテーマでお話を頂きました。
脳梗塞にはラクナ梗塞、アテローム梗塞、心原性脳梗塞(心臓病に起因)があり動脈硬化、高血圧等の持病の治療が大切とのことでした。
続きまして池上先生からは『人類一番初めの薬はアロエであり、下剤として使われていた。植物は地上に約30万種あり、その内約3万種が薬として使われてきた。日本に於いては約6000種の植物があり、その内850種ほどが薬草として使われてきた。例えば桔梗の根は喘息に効き、ヨモギの葉は揉んで傷口につけると止血作用がある。また大豆と小豆がなければ東アジアの発展はなかったのではないか。滋養強壮の身近な薬草として漢方薬に用いられる人参・ナルコユリ・山芋・蓮・ヤマグワ・ナツメ、民間療法では大豆・ニンニク・ニラ・松の実・アシタバ・イカリソウ・クコ等がある。』等々のお話を頂き、最後に江戸時代前期の儒学者貝原益軒の養生訓を取り上げられ、「腹八分目、心の養生、むやみに薬は飲むな、服薬は慎重に、欲はこらえること、日々の生活を楽しむ、自然の生活を楽しむ、心の楽しみを知る、運動は健康増進のもと」と結ばれました。平均50歳の時代にありながら85歳まで生きられた貝原益軒の戒めを守り健康寿命を伸ばして長生きしたいものです。
鈴木先生、池上先生ありがとうございました。






  


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つるがや元気会健康講座「伸ばそう健康寿命」開催

2017年07月01日

つるがや元気会健康講座「のばそう健康寿命」~鶴ケ谷プロジェクトから学ぶこと~が
6月28日(水)鶴ケ谷市民センターで開催され95名のかたに参加いただきました。
講師は東北大学大学院医学系研究科社会医学系公衆衛生学分野教授辻一郎先生で、
仙台市が平成14年より東北大学と協力して行った「鶴ケ谷プロジェクト」の調査研究を
中心になって行われた方です。
寝たきり予防検診をされ、要介護状態の発生率、認知症、心筋梗塞の死亡率、肺炎の
脂肪率、鬱状態の有病率、残存歯数などの追跡を現在も続けられておられます。
その結果、健康寿命を延ばすには①緑茶を飲む(カテキンの摂取)、②日本食を食べる
(米飯、味噌汁、海藻、漬物、緑黄色野菜、魚介類、③歯の手入れ(歯の本数が
少ない人ほど、要介護のリスク、脂肪リスクが高い)が必要であるとのことでした。
最後に健康長寿の5つの秘訣を教えていただきました。
・ 一日一回 自分を褒める。(ポジティブイメージを持つ)
・一日十回 大きく笑う(免疫機能の活性化、血糖値上昇の抑制、
      ストレスの低下脳の活性化)
・一日百回 深呼吸する (リラックス効果、冷え性・便秘の改善、生活習慣の予防
      肺炎の予防)
・一日千回 字を書く=日記を書く(脳特に海馬への刺激が増す、最近の事を
      思い出すことの重要性)
・一日一万回 足を動かす=歩く(体重の減少、血圧の低下・動脈効果の予防、
      骨の強化 気分の改善、認知症の予防)
教えていただいた5つの秘訣を実行して健康寿命を延ばし長生きしたいものです。
辻先生ありがとうございました。





  


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