つるがや元気会

３月市民講座を下記の通り開催致します。
奮ってご参加お願いいたします。

  

つるがや元気会健康講座「上手な医療機関のかかり方PartⅢ」～当院における訪問診療を通して～が2月20日（木）鶴ケ谷市民センターで開催され101名の方が参加されました。講師は社会医療法人康陽会・中島病院院長富永剛先生で、3度目の講座でした。初めに先生の経歴と現在の病院での訪問診療の症例をお話しいただき、「訪問診療とは昔ながらの往診とは違うこと」「通院が困難な患者が対象で原則月2回、自宅を訪問する。」「24時間365日医師が責任を持って対応し、必要に応じて臨時往診をする。」「一般の通院より医療費がかかるが家族の負担がが少なくなることや患者が疲れない等良い点がある。」「訪問診療の主役は終末医療で、自宅で最期まで穏やかに苦しくないようにすることに心がけている」との事です。続いて、「時代の変化により昭和36年皆保険が始まり、国民が自由にどこの医療機関でも診療が受けられるようになった事。また医療技術が飛躍的に進歩し、1976年には病院で亡くなる人が家で亡くなる人より多くなった事。を教えて頂き、次に「上手な医療機関のかかり方として①信頼のおけるかかりつけ医をもとう②加齢を受容して薬をあれやこれや要求しない③お薬手帳を定期的に見せて、他の医療機関で処方された薬を確認してもらう④相性の合う、かかりつけ薬剤師を見つけ、脳卒中や骨折に注意して、健康寿命を延ばそう」との事でした。又、今回は猛威をふるっている新型コロナウィルスについてお話し頂きました。インフルエンザよりは軽そうであるが、インフルエンザにはワクチンがあるのに対し、病態が分からないことが怖い。警戒は必要であるが、必要以上に報道が先行している。飛沫感染でアルコール消毒，殺菌、うがいが有効、外出後帰宅時や調理前はとくに丁寧にすることが大切だ。」と話されていました。最後にチャールズ・ディードリッヒの「今日という日は、残りの人生の最初の一日」の名言を披露され結ばれました。講座終了後、別室において看護師による医療相談コーナーを開設して頂き、会員より、個人的な相談があり熱心に答えられていました。富永院長先生、スタッフの皆様ありがとうございました。