つるがや元気会健康講座「認知症と自動車運転」開催しました

2018年12月22日

つるがや元気会健康講座「認知症と自動車運転」~自動車運転の卒業について考える
~が12月20日(木)鶴ケ谷市民センターで開催され、師走の忙しいところ又寒いかぜが
吹く中72名の方が参加致しました。講座に先立ち、本講座の開催に、ご協力ご支援頂
いた、仙台市医療センター仙台オープン病院の法人事務局係長畑中幸子様より「この
度グランドオープンしたオープン病院の施設や取り組み等の説明」を頂いた後、講座が
始まりました。講師は認知症介護・研究センター長の加藤伸司先生で、当会健康講座
三回目のご出演でした。始めに、「全国で100歳以上のひとが69、785人いること」「認
知症の人は宮城県の総人口より多い事」などクイズ形式で教えて頂いた後「認知症の
危険因子としては高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満・メタボリックシンドローム・喫煙によ
る血管の収縮・頭のけが・悲観的な姿勢などがある」「認知症発症を予防する因子として
(予防の公式)  こ う し き
こうりゅう:閉じこもらないで多くの人と交流する
うんどう:無理のない運動を継続して行う
しょくじ:バランスの良い食事(魚・野菜中心に)
きゅうそく:無理をせず疲れたら休む(30分程度の昼寝)  を」
「生理的老化による健忘は自覚があり生活に支障がない」「認知症は自覚が少なく生
活に支障をきたす」「認知症にはアルツハイマー型認知症・血管性認知症・レビー小体
型認知症・前頭・側頭型認知症がある」「慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症・うつ病・せん
妄による認知症の類似症状(薬の過剰摂取)は早期発見で治る認知症(いずれの場合
も車の運転には不適格)」等々の話を頂いた後、本日のメインテーマ「認知症での自動
運転」と続きました。「認知症は車の運転にどのような影響を与えるか」「運転免許返納の
実態」「高齢者の自動車運転の問題点」「高齢者の交通事故の実態」「加齢の運転に及
ぼす影響」を教えて頂きました。「70歳以上の高齢者の運転免許更新には高齢者講習を
受けること」「75歳以上では認知機能検査を必ず受けること」「加齢による動体視力の低
下や動体視野の狭窄、反応や注意力の低下、運転が自分本意になるなど死亡事故を起
こしやすくなる」等を認識し、『「自動車運転の卒業はもう少し先にとかんがえるなら、夜は
運転しない、雨の日は運転しない」「子供の登下校時間は運転しない」など、自分での
ルールを決めると良い。』と、お話頂き、最後に「免許返納する前に、最後の運転での旅
行、車の前で記念写真を撮るなど思い出をつくる事も良いのではないでしょうか?」「も
う一回だけ温泉に行く等最後の運転をする」という自分での診断書を作り、免許返納す
る。最後の運転をして、今まで運転して誇りだったと良い思い出にして、免許の返納をして
みてはどうでしょうか?」と結ばれました。分かり易いレジュメとお話で参加者の皆さん納
得して帰られました。大変勉強になりました。
加藤先生、オープン病院の皆様大変ありがとうございました。
つるがや元気会健康講座「認知症と自動車運転」開催しました
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Posted by つるがや元気会 at 10:00│Comments(0)
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