つるがや元気会市民講座「白球と青空・戦争と自由~井上ひさしの野球開催
2018年07月20日
つるがや元気会市民講座「白球と青空・戦争と自由~井上ひさしの野球~が7月18日
(水)鶴ケ谷市民センターで開催され52名の方に参加いただきました。
講師は仙台文学館学芸室長赤間亜生先生で、一昨年の講座以来2度目でした。
井上やすしは自らも野球好きで小説や戯曲に野球が書き込まれています。
今回は、「下駄の上の卵」を中心におはなしいただきました。井上ひさしにとって
野球がどの様なものであったかを知る事ができます。
山形県南部の少年野球チームが、あこがれの軟式野球ボールを手に入れるために
闇米を体にくくりつけてキセル乗車で東京に向かい菊型健康ボールを手にするまでの
物語で、その過程に出てくる人物や出来事、時代背景をおりこめながら冒険する姿が
面白可笑しく描かれています。登場人物が手に入れたかった菊型健康ボールの
復刻版を持ってきてみせていただきました。
最後に、1995年、「プロ野球いいたい放題」のエッセイに、井上やすしはプロ野球に
ついて、当時の圧倒的な強さの巨人を例え「一つのチームだけが突出しているのでは
なく、これからはアンサンブルの時代」との考えから「質の悪い大衆演劇のように、
スターだけが脚光を浴びて、あとはあくびをしていると言うのでは面白くない。
アンサンブルのように、こっちがちょっと動くと、向こうにも、それが伝わって絵になると
いうように、セ・パ両リーグのチームもそうあってほしい」との言葉を披露頂きました。
ちなみに井上やすしはヤクルトファンで、その後セパ両リーグ各球団とも切磋琢磨して
いる事が印象的です。赤間先生ありがとうございました。


(水)鶴ケ谷市民センターで開催され52名の方に参加いただきました。
講師は仙台文学館学芸室長赤間亜生先生で、一昨年の講座以来2度目でした。
井上やすしは自らも野球好きで小説や戯曲に野球が書き込まれています。
今回は、「下駄の上の卵」を中心におはなしいただきました。井上ひさしにとって
野球がどの様なものであったかを知る事ができます。
山形県南部の少年野球チームが、あこがれの軟式野球ボールを手に入れるために
闇米を体にくくりつけてキセル乗車で東京に向かい菊型健康ボールを手にするまでの
物語で、その過程に出てくる人物や出来事、時代背景をおりこめながら冒険する姿が
面白可笑しく描かれています。登場人物が手に入れたかった菊型健康ボールの
復刻版を持ってきてみせていただきました。
最後に、1995年、「プロ野球いいたい放題」のエッセイに、井上やすしはプロ野球に
ついて、当時の圧倒的な強さの巨人を例え「一つのチームだけが突出しているのでは
なく、これからはアンサンブルの時代」との考えから「質の悪い大衆演劇のように、
スターだけが脚光を浴びて、あとはあくびをしていると言うのでは面白くない。
アンサンブルのように、こっちがちょっと動くと、向こうにも、それが伝わって絵になると
いうように、セ・パ両リーグのチームもそうあってほしい」との言葉を披露頂きました。
ちなみに井上やすしはヤクルトファンで、その後セパ両リーグ各球団とも切磋琢磨して
いる事が印象的です。赤間先生ありがとうございました。


Posted by つるがや元気会 at 08:47│Comments(0)