つるがや元気会健康講座「安全にたべる」を考える開催

2016年11月18日

つるがや元気会健康講座「安全にたべる」を考える~高齢者と摂食燕下(食べて飲みこむ機能)~が11月17日(木)鶴ケ谷市民センターで開催され、70名の方に参加いただきました。
 講師は日本言語聴覚士協会副会長・東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科教授・長谷川健一先生でした。
2014年の死亡順位で肺炎は第3位になっています。その多くが65歳以上の方で嚥下による肺炎が全体の70%を占めています。加齢とともに摂食嚥下機能は衰えていきますが、安全に食べるための方法について教えて頂きました。初めに
①食べて飲み込むしくみ
②摂食燕下機能は発達し、加齢とともに低下する。
③食べて飲みこむ機能の低下
④安全に食べる機能を保つ・伸ばす
について詳細に、分かりやすく教えて頂きました。
安全に食べるためには静かな環境を設定し、食べることに集中する事が重要で、又日頃燕下体操を行う事も効果があるとの事で、嚥下体操の実技演習も行いました。
食べ物を送り込み飲み込む時は、舌を口蓋にしっかり押し付けることにより食べ物が喉に残らなくなり、舌圧力は摂食燕下の大きな要素です。
燕下体操(1~10を1セットとして実技)概略は下記の通り
1.すぼめ深呼吸・2.首の回旋運動 ・3.肩の上下運動・4.両手を頭上で組んで体幹をさゆう側屈 ・5.頬を膨らませたり引っ込めたりする。・6.舌を前後に出し入れする。・7.舌で左右の口角に触る・8.強く息を吸い込む・9.パ、タ、カの発音訓練・1.0口すぼめ深呼吸
最後に
危険な食べ方の例
〇啜(すす)ってたべる〇食物携帯が機能にあっていない〇早食い〇丸呑みや咀嚼が少ない⇒窒息〇食べることに集中していない〇食べてすぐ横になる⇒胃食道逆流 も教えて頂きました。
たべる機能を維持、のばすことは健康な生活の為に重要⇒肺炎予防、栄養状態改善、認知症の予防にまつながるとのことでした。
参加者の皆様は舌を出したり燕下体操をして誤嚥への関心が高いのが分かりました。
最後に参加者から、噎せている人にどのように対処すればよいのかとの質問がありました、
背中をたたくのは叩き方によっては肺の方に推し進めることになるのでタオルを口にあて、咳き込ませた方が気道から誤嚥した物が出てきやすいとのことでした。長谷川先生ありがとうございました。
つるがや元気会健康講座「安全にたべる」を考える開催
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Posted by つるがや元気会 at 07:18│Comments(0)
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