つるがや元気会健康講座「健やかな心臓で齢を重ねて」開催しました

2019年08月21日

つるがや元気会健康講座「健やかな心臓で齢を重ねて」が8月20日(火)鶴ケ谷市民センターで開催され、雨の中67名の方に参加いただきました。
講師は東北医科薬科大学医学部内科科学第一講座(循環器内科)教授小丸達也先生で、日本の人口変化、推移、平均寿命、健康寿命より講義が始まりました。「日本の人口の変化を見ると平安時代551万人明治維新の頃は3,330万人1945年終戦のころは7,198万人その後医学の進歩と栄養状態の向上により2000年には1億2,693万人、2004年12月にはピーク1億2,784万人になりました。高齢化率は19.6%です。今後2100年には4771万人で高齢化率は40%になると推測されます。平均寿命も1891~1898年は男性42.8歳、女性44.3歳でしたが2016年には男性80.9歳、女性87.14歳となりました。
人生50年時代と比べ、今や人生90年時代となりその差40年をいかに過ごすか自分のために、家族のため、社会のために時間をどう使うか決られるようになった。高齢者が健康で生産的であることは本人にとってもwin!家族にとってもwin!社会にとってもwin!、世界にとってもwin!いいことばかりです。世界保健機構が示す健康の定義は心も体も健やかであることさらに社会的にも満足すべき位置を占めることである。心と体は互いに響き合うもので心と体の健康と社会的健康は意識をもって獲得するものである。
次に心臓のおはなしでは心臓発作の痛みとそうではない痛みのみわけかたの説明がありました。不整脈、心房細動の対処法として脈を取る習慣を身につけましょうとのことで脈の取り方を教えて頂きました。
又・加齢とともに心身の活力が低下し、心身の脆弱性が出現する状態のフレイル、筋肉量の低下による身体機能の低下状態のサルコペニアの説明と対策について・サルコペニアが心不全を引き起こし、悪循環を形成するので、この負のスパイラルをたちきるには栄養と運動と家族のサポートであること・栄養状態が良いとリスクが少なくなる・フレイルを改善させるためには体の栄養は蛋白質を充分に取る(特にに豚肉が良い)・筋肉を付けサルコペニアを解消する・心の栄養とは生きがい、趣味、笑い、出会い、ワクワクすること・人を愛することで社会的健康を得て、健康寿命をのばす等々教えて頂きました。
心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化性疾患のためには高血圧、コレステロール血症、糖尿病の治療をしっかりとして、禁煙、運動による減量をする。脳卒中の既往症があれば血を固まりににくくする薬を処方してもらいましょうとのことでした。
最後にサルコぺニアを改善するレジスタンス運動(上肢や下肢のストレッチ、下肢筋力アップのトレーニング)の図入りレジュメを参考にして運等をしましょう」とまとめられました。分かり易いパワーポイントとレジュメとお話で、あっという間の1時間25分でした。小丸先生大変ありがとうございました。
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Posted by つるがや元気会 at 10:59│Comments(0)
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