3月25日の記事

2019年03月25日

つるがや元気会健康講座「認知症と食べる力」~認知機能を保つために効果的なこと~が3月20日(水)鶴ケ谷市民センターで開催され、90名の方に参加いただきました。
講師は東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科言語聴覚専攻教授長谷川賢一先生でした。
内閣府の高齢社会白書などによると65歳以上の認知症高齢者は2012年は462万人、2025年には1154万人になると推計されている。
認知機能の低下の原因について原因疾患以外に低栄養やコミュニケーション・運動などの原因があります。
初期に低下する認知機能として、
①エピソード記憶の低下(前夜の夕食のメニュは?)
②注意機能の低下(集中・選択・分配・転換などのうち複数のことを同時に行えない)
③遂行機能の低下(段取りを考えて実行するex料理が手順よくつくられない)
注意機能を調べるテスト問題を準備して頂いて参加者が挑戦しました。
20代では平均66.9秒でできる所、60代では157.6秒との事でした。皆さん真剣に取り組んでいました。
また、認知症予防のための習慣・状態について食事はバランスの良い食習慣=低栄養防止、運動=適切な有酸素運動、対人コミュニケーション=様々な人との接触・対話、知的行動=読み書き・計算ゲーム・パズル等睡眠=適切な睡眠の確保が必要である。
50歳を過ぎたら粗食はやめ、もりもり食べて少し太めがよい。
加齢性聴覚障害・視覚障害も認知症のリスクが高くなる。
最後に誤嚥を防ぐため運動を教えていただきました。太めの綿棒を上顎と舌で押しつぶし5~10秒間保持する。また額に手を当て後方へ抵抗を加えおへそを覗き込むようにしてゆっくり5つ数える。即効性があるので食前にすると良い。大きく口お開け10秒保持し1秒休んで5回で1セット、1日セット行う。
認知機能低下には、原因疾患の他、低栄養状態・運動機能・虚弱性・聴覚機能など様々な要因が関係している。食べる機能は基本であり重要である。
加齢によって低下する食べる機能を維持、伸ばすことは健康な生活を送る上でかかせないこととの事でした。
長谷川先生りがとうございました。
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Posted by つるがや元気会 at 08:51│Comments(0)
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